官能小説「拾った女の名は麻里子」(エロ小説)

「ここはどうだい?」

女の秘部に舌を這わせながら、俺はそうささやいた。
女――麻里子は俺の問いには答えず、更に腰を振って「もっと、もっと」とアピールしてくる。

さびれた飲み屋で拾った女だ。まだ若い。俺より一回り以上は年下の20代半ばといったところか。一緒にシャワーを浴びた時に気付いたのだが、シャワーの湯を麻里子の肌は弾いていた。久しぶりの若い女の肉を、俺も今夜はたっぷりと堪能するつもりだ。
俺は体勢を入れ替え、そそり立ったペニスを麻里子の口元に突き出した。

「しゃぶってくれ」

一言、俺がそう言うと、麻里子はコクリとうなずき、ペニスの先端を小さいピンク色した舌でチロチロと舐め始めた。

麻里子は数日前、男に捨てられたらしい。つまり失恋だ。二股をかけられていたことにずっと気づいていなかったと泣いていた。俺はそれを慰め、男に飢えた麻里子の身体も慰めてやることにした。誘いをかけたのは俺からだが、麻里子もそれを待っていたはずだ。ずっとうるんだような目で、俺を見つめていたからだ。

ホテルに連れ込んだ途端、麻里子は豹変した。もともとセックス好きの女であったらしく、男に捨てられてから数日、ずっと自慰で我慢してきたそうだ。かわいそうに。舌を絡め合うキスを交わしながら、麻里子のショーツの中に手を忍ばせると、もうすでにそこは熱い液体でしっとりと濡れていた。俺がまだ知らぬ世界に連れて行ってやるよ――と、麻里子に伝えると、更に秘所の潤みが増した。

麻里子のフェラチオはぎこちなかった。
セックス好きではあるのかも知れないが、やはりまだまだ若い。テクニックという点においては、発展途上といったところか。麻里子が俺の物を口いっぱいに頬張ったその時、軽くピストンするような形で麻里子の喉の奥にペニスを突き入れた。麻里子は一瞬、驚いたように目を見開いたが、唇の端からよだれをだらだらと流しながら、一生懸命、俺に奉仕する。

「かわいいよ――麻里子――」

麻里子の髪を優しく撫で、フェラさせたまま俺は身体の位置を動かし、麻里子の陰部を攻めることにした。いわゆる69だ。麻里子は仰向けで、俺が逆向きに覆いかぶさるようにして、ぬるぬるになった麻里子の股間を虐める。
整えられた陰毛がとろとろの愛液で光っていた。そこに俺の唾液を混ぜて塗りつけるように、ヴァギナの上部を少し強めに舐める。麻里子の最も敏感な場所に舌が接触した瞬間、麻里子の身体がビクンっと震えた。

「――ん、んんッ――んあ――ッ」

俺の物を咥えながら、麻里子が小さく呻き声のような嬌声をあげる。麻里子の割れ目部分の奥から、とめどなく透明の蜜汁が次々とあふれ出て来た。それをすべてすくい取るようにして舌を這わせる。敏感で小さな真珠――クリトリスを親指の腹でこすりながら、時折、尖らせた舌を麻里子の中に出し入れする。麻里子は襲い来る何かから逃れるように一心不乱に俺のものをしゃぶって呻く。
やがて荒い息を吐きながら、麻里子は口からペニスを外し、

「……お願いです……挿れてください……」

俺に哀願した。
麻里子の身体を四つん這いにさせる。後ろからとろけたような蜜壺に俺のペニスをあてがい、ゆっくりと肉の膜を破ってゆくように内部へと挿入してゆく。ペニスが入れば入るほど、麻里子の身体は反応した。ギュッと中で俺を締め付けて来る。途中からやや強引に根元まで一気に突き入れると、麻里子は「ああん!」と大きな甘い声を漏らした。
激しくピストンする。だんだんと麻里子の四つん這いポーズが崩れて行く。尻だけを高い位置に維持し、顔は完全にベッドに沈む形となった。上から付き下ろすように麻里子の中を犯す。言葉にならない声をあげ続けている麻里子の口から、細く淫猥に唾液が流れている。

「ここは――どうだ?」

突き上げた麻里子の尻の中心――アナルをそっと指で弄んだ。
薄くくすんだ菊門はもう愛液で濡れていて、簡単に指が中に入った。秘部にペニスを、アナルに指を咥える形になった時、麻里子が叫んだ。

「ダメ――!いっちゃう!いっちゃう――!」

イッてもいいぞと答えながら、俺はピストンを更に激しくした。指を使ったアナル責めも同様である。二か所を突かれ、麻里子は絶頂に達した。身体を大きく震わせながらイッたのがわかった。途端に麻里子の身体から力が抜ける。しかし、まだだ。まだ俺はイッてない。
麻里子の身体を抱きかかえ、体位を変えて挿入したまま後ろから抱きかかえる形で更に麻里子を突いていく。一度昇天した麻里子の身体は更に敏感になっており、即座にまた絶頂を迎えたようだった。

「あああ――!こんなのはじめて!またいっちゃう!またいっちゃうよ!」

何度も何度も俺に突かれながら麻里子はイッた。
次第に髪を振り乱すようにして快楽を貪るようになり、自ら豊満なバストを揉みしだく行為も見せ始めた。
そろそろか――と、俺は感じた。射精感が押し寄せて来る。

「中にこのまま出していい――か?」

聞くと、それはダメだと紅潮した顔を振る。
懇願を無視してこのまま中に出してもよかったのだが、俺はまた別の趣向を選んだ。

「口を開けろ」

イキそうになった瞬間、ペニスを引き抜き、麻里子の口元にそれを持って行った。麻里子の口内にペニスをねじ入れる。やわらかく温かい麻里子の舌に、俺のいびつなペニスの先端を押し付けて激しく発射した。どんどんと精液が放たれる。麻里子は必死になってそれを口全体でそれを受け止める。すべて出し切り、俺は麻里子の口からペニスを抜いた。

「飲め。一滴残らず全部だ――」

俺がそう命令すると、意を決したように麻里子は俺の出したそれをゴクリと飲み干した。
俺はベッドの上に立ち、汚れた俺のペニスを麻里子の前に突き出す。何も命令しなくとも、麻里子はすでに俺の女と化していた。自分の愛液と俺の精液にまみれたそれを綺麗にねっとりと舌と口腔を使って掃除し始めた。

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