官能エッチ小説「開発される乙女の秘められた花」


自分の身体は自分のものだ。
例えこの世に生み出してくれた親でもこの肉体を好きにしていい権利など勿論ないし、もし将来この肌を許す相手が出来たとしたらその時にこそ初めてこの身体を開くのだと律香は思っていた。
それは十代という年齢の若い娘にありがちな潔癖さであったが、同時にそれは強い意志を彼女に宿らせ見た目の可憐さに反して芯の強さを与えていた。

しかしその決意と信条は粉々に砕かれることになるのである。

ことの始まりは律香がバイト先の飲食店のある男の告白を断ったことである。理由は相手が単によく知らぬ異性であり、また彼女が勉強に励みたかったため男女の交際をするような精神的余裕をもっていなかったからだ。
ここで上手に断れたなら彼女は平穏な日常に戻れただろう。しかし彼女の清廉さと潔癖さは時に傲慢に映り相手の感情を逆撫でした。お高くとまりやがって、と思われたのだ。
そして男は表面上は蟠りなく振舞いながら律香の弱みを握るために執念深く準備をし、遂に彼女はバイト先の隠しカメラでトイレで自慰をしている様を撮影されてしまったのだった。
引き換えに要求されたものはセックスだったが、当然一度で済むはずもなかった。

今、律香の目にはもはや現実のホテルの部屋は見えていない。けばけばしい濃い桃色の照明も、紫色のシーツも、埃をかぶった花弁を模したスタンドもである。
チカチカと瞬く目眩に似た感覚が絶え間なく襲い掛かる。それは彼女を頭の芯から痺れさせ、快感を拾うこと以外何も考えなくさせた。

(今日こそ、今日こそ最後まで気丈に振舞うんだわ。何をされても屈したりしない・・・)
彼女はいつも行為の最初は気を強く保とうと決意する。自分のこの身は男に本当の意味では捧げられていないのだと言い聞かせる。しかしその決意は砂で出来た塔の様にいつも敢えなく崩れ去るのだった。そして身体がバラバラに砕かれるような感覚に身を任せると、放り投げられるように身体と心が堕ちる先は目の眩むような快楽の中だ。
「イイっ、イイのぉ!もっと突いて!突きまくって奥までほじってえ・・・!」
響き渡るのはただ肉の欲に溺れる女の声だ。羞恥で死にたくなっていた頃の自分がもう自分である気がしない。
「ふふ、こんなに好きモノなのに澄ました顔してたんだね。案外無理やりハメられるの待ってたんじゃない?」
男の肉槍はそそり立つと恐れを抱かせるほどに成長した。その長さたるや最初に目にしたとき律香は恐れ戦き、こんなモノを挿入されたら死ぬのではないかと思ったほどだ。

しかし今では痛々しいほど押し広げられた陰唇は少しも傷をつけられることなく、血管の浮く猛々しい剛直を取り込まんとするかのように絡みついて蠢き、喜びの蜜を絶え間なく滴らせていた。
根元まで深く刺したと思うと子宮口を亀頭の先端で小突くように小刻みに律動させる。
「あひっ、壊れ、ちゃうっ、子宮壊れちゃうからぁ・・・やああ・・・!」
「おら、ザーメン子宮で飲みたいって言ってみろ。おマンコに注いでくださいって言いな!」
「あ、ザー・・・ザーメ、くださ・・・きゃ、きゃあああ!」
もう欲しがることしか考えられない。律香はほとんど条件反射のように唇から言葉を紡ごうとしたが言い終わるより先に恐るべき速さのピストンが開始されかろうじて保っていた最後の理性は粉々になった。
「おっ、お漏らししながらイったねえ。これは初かな。いやあ律香ちゃんの初めて、俺またもらっちゃったよ」
野卑の言葉も遠い。ぶしゃぶしゃっ、と抜き差しの合間に潮を噴いている事にも気付いているのか、いないのか律香は喉よ嗄れよと言わんばかりに半狂乱に叫び悶えた。
このまま自分の身体が快楽の坩堝へ落とされてしまう未来を幻視し、律香は涙を流しながら何度目か分からない絶頂に達した。

自分の身体は自分のものだ。
どれほど変わったとしてもそれは変わらない。


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