「ノンケの僕を手篭めにした幼なじみ」女性向けBL官能小説

*女性向けBL(ボーイズラブ)官能小説

 幼なじみの切羽詰まったような表情を、僕は今日、初めて見た気がした。
 学校帰りのことである。最近できたばかりの彼女と一緒に下校してきた僕は、「また明日」と言って彼女と別れ、帰路についた。まだ手をつなぐくらいしかしたことのないストイックな僕たちを、友人たちは揶揄いまじりに囃し立ててくる。だけど僕としてはそれでよかった。ストイックがいけない、なんて法律はどこにもない。お互いそんな雰囲気になったときに少しずつ触れ合っていければ。――僕と彼女はそんな風に考えていた。
 あと少しで家に着く。そう思ってふと顔を上げたとき、玄関前に寄りかかりながら、腕を組んで立っている「彼」に気が付いた。
「よぉ」
 幼なじみは僕に気付くと、顔だけを上げて挨拶をした。「久しぶり」僕はにこりと微笑い、片手を上げる。
「どうしたの?」
「……いや」
 彼は、男の僕から見てもハッとするほどきれいな顔立ちをしている。切れ長の双眸は僕にはない男らしさを兼ね備えていて、つい、年下だということを忘れてしまう。昔はよく「お兄ちゃん」と言って僕の後をついてまわってきたものだけれど、いつの間にかぐんぐん成長して、身長もあっという間に追いぬかれてしまった。彼の家族はみんな背が高いから、あの高身長は血によるものなのだろう。分かっていても悔しいものがある。
 うちに来ないか、と彼が言ったのは、僕が彼の目の前まで来たちょうどそのときだった。彼の家はここから五分ほど歩いたところにある。断る理由はなく、久し振りに家を訪れた。
 そこで冒頭に戻る。部屋に入ったところで腕を引っ張られ、ベッドに投げ出されてしまったのだ。何かを言うより先に男が伸し掛かってきて、「さっきのやつは何だ」と凄むように言った。
「さっき?」
「テメエがさっき連れてたやつだ」
 彼女のことだ。
 帰る途中に僕らのことを見かけた彼は、ずっと離れたところから見ていたのだという。学校が違うのだから知らなかったとしても不思議ではない。「お前は俺のじゃなかったのか」と言う彼に、僕は呆れて溜め息をつく。
「いつの話だよ」
「幼稚園。お前、俺の嫁になってもいいって言ってたじゃねえか」
 「お兄ちゃん」と言いながら僕に懐いていた幼い頃の彼が、何度も繰り返し言っていた。「おれ、おまえの“ダンナさま”になるから。ぜったいほかのヤツにうわきしちゃダメだぞ」
 当時は、そんなことを言う彼をかわいく思ったものだった。僕は女の子じゃないから無理なんだよ、と教えていれば、こんな風に歪むことはなかったのかもしれない。こんな風に切羽詰まった顔で僕を押し倒して、苦しそうに想いを吐露する幼なじみの顔を見ることはなかったのかもしれない。今さら「無理なんだよ」と教えたところできっと伝わらないのだろう。なぜなら、彼自身そんなことはとっくに分かっているからだ。世の中の常識がそれを許さないということも。だけどかつての自分はそれを教えず、「うんうん」と笑顔で頷いてしまった。それを鵜呑みにした彼は、それだけを支えにしてきた。否定するということは、彼にとって裏切りにも等しい行為にちがいない。
 だからこそ、僕は彼の手が肌を這うことを許した。せめてもの償い。そして、大切なかわいい幼なじみを裏切れないという、良心の呵責のために。
 男が男に抱かれる世界があることを知っていても、自らそこに足を踏み入れることになろうとは誰も思わないだろう。僕だってそうだ。考えたことすらなかった。他人の重みを全身に感じながら、不意に思ったことを口にする。
「ッ、気持ち悪く、ないの」
 制服の釦を一つひとつ外されて、首筋に顔を埋めた彼の清涼なシャンプーの匂いにくらくらしそうになりながら、濡れた感触に微かに身震いをする。「気持ち悪かったら初めからこんなことしねえよ」と尤もな応えが返ってきた。指先が、襯衣の下に隠れていた胸の飾りをきゅっと摘む。
「んぁッ」
 驚いて出た声に慌てて口を塞ぐ。彼はくつくつと笑いながら、「好きか」と言った。

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「これ。女じゃなくてもいいんだな」
「ち、ちがッ」
「違わなくねえだろ」
 摘まれたところはまだ柔らかかった。だけど唾液をたっぷり含ませた舌が、母親の乳を求めるみたいにべたべたになるまで舐め回し始めると、段々と固く、尖っていくのを感じる。吸われ、噛まれ、転がされて……。「乳首とれちゃう」なんて言葉をAV以外で、しかも自分の口から言うことになるなんて、それこそ思いもよらなかった。
 だけどもっと信じられなかったのは、そんなことを繰り返されるうちに下肢が確かな熱を持ち始めたことだった。不条理な熱。膝頭を擦り合わせていることに気付いた彼が強引に足を開いて身体を割り入れる。そうして触れた身体の中心が悦楽に濡れていることに気付き、笑みを浮かべた。
 それは意地の悪い笑みというより、どこか安堵にも見えた。気のせいだろうか。口でいろいろ言いながら、実は彼も不安だったのかもしれない。一人よがりな行為ほど虚しいものはない。そうではない事実が、肩肘張った彼の行為を緩やかにほぐしていった。
「びっくりした?」
 散々乳首を弄られ、喘がされたが、そんなのは微塵も感じさせない意地の悪い声が出たと自分でも思う。相手を嘲笑うような、そんな声。
「君がこうしたんだよ」
「……ふん、違ェねえ」
 脱がされるスラックス。下着の中から顔を出したそれはいっちょ前に勃ち上がり、先端から透明な液体を滲ませていた。半端に皮をかぶった状態で、少し頼りない。「かわいい」という言葉にムッとしたが、幼なじみのそれを見たら文句なんて言えなかった。身長に比例する法則でもあるのか、と思うような逞しさ。男としての自尊心を傷付けられる。先端はすっかり飛び出して、筋張って、なんだかグロテスクにも思える。こんなもの、入るわけない。
「……なぁ」
「なに?」
 男の大きな手が二つの性器を軽く握るように持ち、ゆるゆると擦り合わせるように腰を動かし始めた。自分で扱くのとも違う、今まで感じたこともないような感覚が下肢を襲う。粘液が空気を巻き込んではじける粘着質な音が、耳をふさぎたくなるほど鮮烈に鼓膜を揺さぶる。その刺激に陶然としながら彼を見上げると、今度は意地悪ばかりを顔いっぱいに刻み込んだような笑みを浮かべて、
「非処女の彼氏に処女奪われる女って、どんな気分なんだろうな」
「――ッ」
 僕は目をいっぱいに見開いて幼なじみを凝視した。
 本来なら人に見せる場所ですらないところに、二人分の体液でどろどろになった手を躊躇いもなく持っていく彼。そこにある思惑に気が付いたところでもはやどうすることもできない。僕の性格を熟知している彼を前に、打てる手など初めから用意されていなかったのだ。
 やはり幼い頃から教えておくべきだった。いや、今日の行為を初めから全力で食い止めるべきだった。
 ああ、さよなら僕の青春。
 僕は真面目すぎる自分の性格を呪いながら、幼なじみに処女を捧げた。

官能小説「兄妹ごっこ」

「兄妹ごっこ」

「勉強教えてくれたっていいじゃん!」
受話器に向かって声を荒げる弥生。今度こそはと本気だった。本気で電話の向こうの彼に想いを伝えたかった。
「いーけどさ…めんど」
「めんどいとか言わない!傷心の妹の手伝いとかしてくれない訳?」
溜息をつく彼、敬の言葉を遮ったが、弥生は敬の実妹ではない。所謂、妹分というヤツである。弥生の元カレは敬のネット友達であり、同じチャットで話をしていた弥生は元カレとも敬とも仲良くなったわけだったのだが、元カレは「タバコ吸ってんの学校にバレて停学くらった」とかで音信不通。敬も連絡が付かず、ネット仲間たちが下した判断は「ヤリ捨て」。弥生にとって初カレだった故に傷心は事実であり、敬も少なからず責任を感じていた。弥生にその男を勧めてしまったという点において…。
「…わかった。いいよ。」
観念したように敬が言ったのを聞き届けると、嬉しそうに礼を言って弥生は電話を切った。弥生が敬に惹かれたのは、失恋した時に誰よりも親身になってくれたからだ。実兄がいない弥生にとって敬は本当のお兄ちゃんのようにも感じられた。それ以上に好きという気持ちが大きくなっていたのだった。今度こそ告白…いや、もっと大胆に…。決意を込めてその日を指折り待った。
日曜日、電車を乗り継いで敬に会いに行く弥生。駅に降り立ち敬に電話をすれば目の前に現れる。一定の距離を置いてついていき、たどり着いた先は大きなマンション。敬に言われるがままに部屋に上がり、鞄の中から大嫌いな数学を取り出して机に乗せた所で
「お願いします。」
弥生は敬に深々と頭を下げた。「おお…。」と、ヤル気の感じられない声が返ってきたが弥生は気にしなかった。あくまでも目的は告白なのだ。シャーペンを握ると黙々と問題を片付けていく。
それからどのくらい経っただろうか。1時間は余裕で越えているだろう。なんせ、弥生は問題の前で唸り声を上げたまま固まっているし、教える方の敬は眠そうにあくびをしているのだから…。
「弥生ちゃん、どこわかんねーの?」
「黙ってて。もうちょっとなんだから…。」
「俺、いる意味なくね?」
「んなことないよ。答え合わせに敬ちゃん必要なんだもん。」
弥生も敬もムスッとした顔で弥生は参考書、敬は弥生を見つめた。しばしの沈黙。
「休憩にしなよ。」
敬が弥生の頭を撫でた。撫でられた弥生は驚いた顔で一瞬敬と目を合わせるも、恥ずかしかったのかすぐに目を伏せた。それでも言われるままにシャーペンを机の上に転がすと、隣に座っていた敬に身体を寄せ始める弥生。
「どした?甘えたいとかそんなんか?受け付けてねぇ。」
「うっさい。休憩だもん。」
けらけらからかう敬だったが弥生を突き放したりはしなかった。そっと抱きしめまた髪を梳く。敬にしがみついた弥生が顔を上げ敬の唇を奪った。遠慮がちに舌を絡めれば敬も応戦してくる。
「好き?ちゅー…。」
「…好き。」
「あそ。」
にやりと笑った敬が舌先を甘噛みしながら、弥生の歯列をゆっくりと舌先でなぞってくる。服の上から胸の膨らみを揉まれ、吐息が漏れた。
「これ以上はヤバそうなんですけど…。」
引こうとする敬を逃がすまいと弥生は敬のパンツの上から敬自身を触った。すでに隆起しているそれを丁寧に撫で上げる。弥生の胸を弄っていた敬の手が頂を転がしはじめるも、その手が離れた。口ではやめろと言っていた敬も最早何も言わずに感じ入っているようだった。敬がベルトを外して、肉棒を露にする。
「弥生ちゃん、舐めて。」
掠れる声に欲情する弥生。小さな口を精一杯開けて肉棒を含む。喉の奥までいっぱいに咥えこみながら、どうにか上下運動を繰り返す。水音が響く中、敬が弥生の下着の上から割れ目を探る。下着の上からでもわかる濡れた感触に
「ヤラシイ。」
敬がからかいの声を上げるが、弥生を煽ってさらに蜜が溢れるのを手助けしただけだった。弥生の下着が意味をなさなくなってから、敬がクロッチ部分をずらして蜜口に指を突き立てた。くぐもった声を上げる弥生にお構いなく、ゆるゆると入り口を刺激する。ゆっくりと蜜壺に中指を沈ませれば、圧迫感に驚いた。
(まさか…)

敬は肉壁の吸い付きを確かめるようにゆっくりと出し入れを始める。弥生は耐えるようにくぐもった声を上げながら、健気に舌先で肉棒を舐め続けている。

肉芽を親指で潰してやれば、小さな悲鳴を上げた弥生は口から肉棒を離してしまい、手でしっかりとそれを握り上下に擦っている。
「お前処女とかじゃないだろうな?」
責めるでもなく、やんわりと声を掛ける敬。弥生はぶんぶんと頭を振り「もう元カレとシてるもん」と答える。じゃあ、こういう関係もアリか。敬は思った。瞬間指先をGスポットに宛がい震わせる。特に弥生がよさそうにしていた入り口側のソコを弄ってやると嬌声が上がった。
「ココ?」
「ダメ…敬ちゃ…」
蜜壺が収縮してきたなと感じた次の瞬間、弥生は絶頂に達した。息を荒げ、頬を真っ赤に染めるその顔を見ていたら、敬も弥生が欲しくなった。
「可愛い。おいで。」
ゆっくりと弥生を起き上がらせると自分の足を跨がせる。見つめ合う様に抱き合う形に誘導し、肉棒を支えそこに弥生を下ろさせようとした。熱に浮かされた弥生が蜜口に敬の肉棒を宛がいゆっくりと飲み込んでいく。「ゆっくりな」そう言われたのに肉棒の質量に驚いて体重をかけて一気に飲み込んだ弥生。次の瞬間、敬の膝の上で動けなくなった。
「何?」
「何でもない。」
「んなわけないじゃん。そんな泣いて…。」
弥生の頬の上をぼろぼろと涙がこぼれていく。敬が弥生の頭を撫で、涙を指先で拭ってやる。弥生は何故か痛い下腹部を気にしないように「シて」と、敬に強請り続けた。敬もおかしいとは思いながらもそのまま続けることにした。敬の肉棒が弥生の子宮口まで犯す。最奥を叩かれ何度も悦びの声を上げた。敬の形を覚えるように何度も収縮する蜜壺がその締め付けを強くする。
「敬ちゃんイっちゃう」
切羽詰まった弥生の声に応える代わりに敬が弥生の唇を奪う。酸素すらなくなりそうな、濃厚な口づけの中で弥生は絶頂に達し、その締め付けで敬は素早く肉棒を引き抜き弥生の腹の上に白濁をぶちまけた。あまりにも深く達したのか弥生は朦朧としていた。白濁を吐き出し終え、ふと自らの肉棒を見た敬は驚いた。
「マジかよ。」
あまりのショックに冷汗が吹き出す。あんなに処女じゃないと言っていた弥生の蜜口からは明らかに純潔の証が流れ出ており、敬の肉棒にもその証が付いていた。当の弥生はくたっとしていて起きそうもない。とにかく敬は衣服の乱れを直し始めた。
「計算ずくかよ、くそっ。」
このあとふたりが付き合ったかどうかはまたべつのお話…。

無料官能小説「人妻とチェリー」(男性向け)

「受験生なんですってね、お母様から聞いたわ。頑張ってね」
予備校から自宅のマンションに帰ってきたとき、隣の住人から声をかけられた。初めて見かける顔だったので、どうやら引っ越してきたばかりのようだ。
「はじめまして。福井いずみです」
彼女の笑顔はあまりにまぶしかった。その瞬間、僕は心臓を打ち抜かれてしまった。
「よろしくお願いします。秋中孝介です。」
ちらりと見えた彼女の胸元は思いの外豊かで、僕はますますどきどきした。

母さんの話では、彼女は人妻らしかった。引っ越しの挨拶に彼女が持ってきたという化粧箱に入ったさくらんぼは、まるで福井いずみ自身のように瑞々しかった。
これが一目惚れというやつだろうか…。僕はその夜、ちっとも勉強が手につかなかった。福井いずみの笑顔とかたちのいい乳房が頭の中一杯に広がり、自分を慰めずにはいられなかった。今頃彼女は、夫に抱かれているのだろうか…僕はまだ見ぬ福井いずみの夫に激しく嫉妬していた。

翌朝、僕はいつものように家族が出かけた後に起き、予備校へ行く支度をした。
昨夜、近所の人妻に興奮していた自分が恥ずかしくなった。今日はちゃんと勉強するぞ!僕は気を引き締めて外に出た。
だが、そんな僕の気合も福井いずみの目の前では脆くもくずれ落ちてしまった。
「おはよう、孝介君」
福井いずみの唇から発せられた僕の名前は、何よりも甘美な響きがあった。
「これから予備校?」
「はい」
「そっか…」
彼女は眉根をひそめた。
「何か困ったことがあるんですか」
「うんちょっとね…でも、予備校遅れちゃうといけないから気にしないで」
「まだ大丈夫ですよ。いつも早めに出ているので」
僕はまたとないチャンスをどうしてもモノにしたかった。福井いずみのためだったら、予備校なんてどうでもいい。
「ありがとう。ちょっとパソコンのことで。うまく動かないのよね」
「そういうことなら任せてください」
「じゃあ、うちに上がって」
僕は福井いずみの家にまんまと上がりこんだ。思ってもみない幸せに、目が眩みそうだった。
「これでもう大丈夫です。パソコンはこまめに再起動させることも必要ですよ」
「ありがとう。さすがだね」
福井いずみはにっこり笑った。
「何かお礼しないとね」
僕は彼女の言葉に頬が赤くなった。「お礼」という言葉に、つい淫らな妄想が膨らんでしまう。
「何がいい?」
「いや、お礼なんていいですよ」
「本当に?」
彼女はいたずらっ子のような表情を浮かべている。
「孝介君さ、昨日私のムネ見てたでしょ」
福井いずみは、僕の不埒な妄想を見ぬいていたようだった!彼女はそう言うと、おもむろに僕の膝に跨った。僕の眼前に、彼女の豊かな乳房が迫る。
「見たかったのなら、もっと見ていいよ」
福井いずみは僕の頭をくしゃくしゃにした。膝に感じる彼女の臀部の柔らかさと魅力的な谷間に、僕の分身はむくむく頭をもたげていく。福井いずみが人妻だって、関係ない!僕の理性はすでに吹き飛んでいた。
「孝介君て、童貞?」
福井いずみは僕の耳元で囁いた。
「…はい」
「こんなに可愛い男の子なのに?お勉強一筋だったのね?」
彼女のふわっと優しい唇が僕の唇に触れた。だが次の瞬間、獰猛な獣のような彼女の舌が僕の口の中を蹂躙した。思いがけない激しさに、僕はかなり興奮した。
「今日はあたしと勉強しない?」
福井いずみはシャツを脱ぎ、ブラジャーに包まれた美しい胸を見せた。
「まずはブラを外してごらん」
僕はおそるおそる彼女の体に手を回し、ブラのホックを外そうと試みた。でも不器用な僕はそれを外すことがなかなかできなかった。
「焦らないで。じっくりやってみて」
四回目の挑戦で、ようやくホックがプチンと弾けた。僕は唾を呑み、そっとブラを取り外した。
福井いずみの乳房は、僕が思い描いていたものよりずっと綺麗だった。こんもりした膨らみや木苺のような乳首は、僕を魅了してやまない。
「好きにしていいよ」
僕は手を伸ばし、彼女の胸をぎゅっと鷲掴みにした。僕は目を閉じてその柔らかさを堪能した。これほどまでにさわり心地の良いものがこの世にあるなんて、信じられない気分だった。
「触るだけでいいの?」
福井いずみの言葉に、僕はどきっとした。触る以上のことなど、恐れ多くてできなかった。
彼女はそんな僕の様子に気づいたようで、僕の口元に自らの乳首をあてがった。僕は赤ん坊のように、そのまま唇に触れた乳首を吸い始めた。甘酸っぱい女性の匂いが鼻孔をくすぐる。乳首はだんだん硬くなっていく。僕は夢中になって福井いずみの乳房をしゃぶっていた。
僕は心ゆくまで彼女の乳房を味わった後、ようやく顔を上げた。
「次はパンティを脱がしてみて」
福井いずみと目が合うと、彼女は僕にそう命じた。彼女の薄ピンク色のパンティは頼りない面積で、うっすらその下に包まれたものの形を晒していた。その危うさと美しさは、女性そのもののような気がした。
僕はどぎまぎしながら、ゆっくり彼女のパンティに手をかけた。パンティは既にぐっしょり濡れており、糸を引きながら彼女の体から離れていった。
むき出しになった下半身を恥じるように、いずみは軽く脚を閉じた。
「見てもいいですか…?」
「ええ」
僕はいずみの脚をぐいと広げ、彼女の性器を目に焼き付けた。ヒクヒク動くその部分は、生々しい美しさがあった。この部分が、男性器を食べるのだ!そう思うと気が高ぶった。そして、早く僕のものを咥えさせたくなった。
「いずみさん…入れてもいいですか…僕、我慢できないです」
福井いずみは無言のまま僕のズボンとパンツを脱がせ、怒張した男性器を彼女の性器でパックリ呑み込んだ。
「気持ちいいっ…!!」
僕はめくるめくような快感に思考停止した。馬鹿みたいに気持ちいいとしか言えなかった。これが女なのだ!彼女は腰を動かし、僕のあそこを刺激した。
「孝介君、後ろからいっぱい突いて!」
彼女は机に手をつき、お尻をぐいと突き出した。僕はムチムチした彼女のお尻に手をめりこませながら、パンパンと勢い良く突きまくった。締りのいいヴァギナが、僕の男根をぎゅっと絞るように絡んできた。
大きく息を吐いたその瞬間、僕はついに果ててしまった。
「とても良かった。初めてじゃないみたいね」
福井いずみはうっとりした表情でそう言った。
「あの、またしてくれますか?」
「ふふふ。勉強はどうしたの?」
「それは…」
「じゃあ、孝介君が大学に受かったら、またしよっか」

そんな訳で、僕はなんとしても大学に合格しなければならないのだ。福井いずみの幻を追い払いながら、僕は今日も机に向かっている。もしかしたら、彼女は両親のさしがねだったのかもしれない。