女性向けエッチ小説「緊縛の目覚め」(無料官能小説)

あんな快感を、一度知ってしまったら忘れようにも忘れられない。先週の土曜日の夜は、詩織にとって人生初のショッキングな出来事があった。
「ねえ、これからどうする?」必ずデートの後にこの言葉を耳元で囁かれるので、ドキッとする。もう、これでこの人と会うのは5度目だが、最初から男性的な雰囲気でありながら、包容力がある色気に包まれた駿に一目惚れしてしまったのだ。外資系の会社に勤務しているので、勿論英語は流暢だった。詩織はこれまで男性経験は2人しかなく、どちらとも彼とは違う雰囲気の真面目な青年とばかり交際して来たので、彼が連れて行行く場所は、何処も詩織の目には新鮮に映ったのである。ある日はバーで待ち合わせをして、お酒を飲みながらワインの種類にに尽いて熱く語る彼の知識に感心してしまった。「そんなにお酒が好きなんですね。」と、問うと「うーん、美味しい物って興味が湧くじゃない?君も十分美味しそうだけどね。」等と挑発的な視線を詩織に送りながら言うのだ。酔っているのだろうか?そんな事を平気で言うので。初心な詩織はサッと頬を赤らめる。「ねえ、顔真っ赤だけど、もしかして酔っちゃった?」と、首を傾げて沙織の顔を見つめる。「何でもないよ。少し、飲み過ぎたのかも・・・。」彼はその時「これからどうしよっか。」といつものセリフを投げかけて来た。
ホテルから見る夜景は凄い綺麗だといつも思う。まるで、地面にも星達が居るかのように。それとも、宝石の欠片が所狭しと散りばめられたかの様でもある。彼は部屋のベッドの上で詩織が来るのを待っている。「ね、唐突だけど緊縛って知ってる?」詩織はその言葉に一瞬何の事かと考えあぐねたが「ああ、そいうのあるね。」と、何処かで見た事がある着物姿の美しい女性を縄で縛っているイメージが脳裏に浮かぶのであった。「少しやってみない?俺、詩織を緊縛してみたいんだ。」唐突なお願いに躊躇してしまった沙織だが「少しだけなら、良いよ。でも痛かったら直ぐに止めてね。」と返事をした。彼は鞄から麻縄を取り出して、彼女に「服と下着、脱いで。」と言う。彼の前でゆっくりと裸になり、彼の前に立った。
彼はどこで覚えたのか、慣れた手付きで縄を縛って行く。「もう出来たよ。亀甲縛りって言うやつ。」鏡の前に連れて行かれて、詩織は奇妙な興奮を覚えた。何だか、Bカップしかない小さな乳房に縄が食い込んでおり、小さな乳房が巨乳になってしまったかの様に感じられる。それに、陰部に結び目を作られており、股縄迄されている。その結び目が詩織の一番敏感なクリトリスの部分を刺激してくる。

「んん・・んっ!」詩織はすでに感じており、陰部から愛液がトロトロに溢れ出していた。うるんだ瞳で彼を見ると駿も興奮しているのか、もうすでに彼のペニスはパンツの中で大きく膨らんでいるのが分かる。「ね、詩織俺の触って。」少し荒い息遣いで詩織に懇願してくる。おもむろに彼の下半身に手を添えて擦る。すると、ベルトを素早く外した駿は「直接、握って。」と言うのでその肉棒に手を当て、上下に擦ってみた。「ああっ・・、沙織の縛られてる格好観てるだけでもうイきそうだよ。」と、彼女の乳首を摘まみながら軽く揉んで来る。「いやぁああん・・・!」沙織も恍惚となって来ていた。
その快感と縄で、全身を縛られている事の羞恥心が益々彼女を欲情させる。彼は陰部から滴り落ちる愛液を舌ですくい取る様にしながら舐め続ける。「もうイッちゃうー!」と、沙織は叫び一気に体がベッドの上に崩れ落ちた。頭の中は真っ白で、全身がガクガクと震えている。結び目の瘤の部分は必要以上に彼女の性感帯を刺激し、もう、どうにでもなって欲しいと言う位の欲望を詩織はその時感じた。
彼も、詩織にペニスを舐めて貰い、直ぐに絶頂に達してしまったのである。それから、二人はホテルでセックスをする時は必ず、緊縛を楽しむ様になって行った。詩織は、股縄の疼く強烈な快感が、いつでも味わえたらどんなに幸せだろうかとこの頃では、よく考えるのである。

「女性向けエッチ小説「緊縛の目覚め」(無料官能小説)」への1件のフィードバック

  1. やはりSM緊縛ものは定番ですな。しかし団鬼六のような描写は難しいですね。

ななし へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です