官能小説「セックスレス人妻」

ネットのファン交流サイトで知り合った人妻の美千代。
 ちょっとマニアックなバンドの話で盛り上がって、お互い次のライブに行くことが分かり、じゃあそこで声を掛けますね、ということになった。

 小さなライブハウスにやって来たアヤコは、小柄だが肉感的で美人だった。私よりも4つ上の42歳だったが、その年齢を感じさせないほど、彼女は若々しかった。
 ライブのあとに軽く飲んだ。メールでのやりとりではうまく伝わらないような細かい音楽の話ができて楽しかった。サイトでもそうだったが、リアルで話しても彼女とは意気投合した。
 その日はそれで何もないまま帰ったが、私はしばらくは美千代をネタにオナニーにふけった。

 最初の3回ぐらいは一緒にライブに行き、帰りにをメシ食って、おしまい。
 ガツガツしているふうに思われたくなかったし、第一こんな美人が私を本気で相手にするわけがないと思っていた。

 だが4回目に会う前、向こうから誘ってくれた。
 それまでもメールのやり取りは続いていて、旦那とのセックスレスの相談をメールで聞いてあげているうちに、自然とエッチな会話も出来るようになっていた。
「どうしてなんでしょうね、美千代さんみたいな美人な奥さんがいたら、僕なら絶対レスになんかせさませんよ!」
「わたし美人じゃないですから。でもちょっと嬉しいかな(笑)。私、ベッドでは結構いい仕事すると思うんだけどなぁ(爆)」
「じゃあ僕で試してみてくださいよ(笑)」
「いいよー」
「ええッ? じゃ、ホテルとか行っちゃいますか」
「うん」
 的な、軽い感じのメールのやり取りで、私たちふたりは次のデートでセックスすることになった。

 ホテルの部屋へ入ると、シャワーもなしに私の股間にむしゃぶりついてきた。
「舐めるのわたし、上手いんだよ」
 確かに上手かった。舌を粘膜に絡めたり、くちびるをすぼめたりして私の硬くなったペニスをありとあらゆる方法で刺激してくれる。眉間にシワよせ、激しくジュポジュポ。
 危うくイキそうになったところで、交代。
 美千代のはいていたピッタリしたスキニーデニムをズリ降ろすと、黒のTバックが股間に食い込んでいた。Tバックに走るマンスジを、尖った舌の先でなぞると、彼女は全身に電気が走ったかのようにビクンと震えた。
「わたし、3年ぶりなんだよ……」
 せつなそうにつぶやいた。
 私は美千代のTバックを膝までズリ降ろして、わざと大きく脚を開かせて、股間に顔を埋める。スキニーデニムとぴったりしたTバックで彼女の二枚のビラビラはよじれてぴたりとひとつに閉じられていた。それを舌で丁寧にこじ開ける。
「いやん」
 少女のような声を漏らした。
 私は彼女の湿った裂け目を、下から上にぺろんとひと舐めすると、既に勃起しているクリトリスを尖った舌先でじっくりと転がした。
 初めは無反応だったが、1分ほどするといきなり、
「来た! あぁ! いっちゃうぅぅ!」と叫びながらオルガスムスに達した。
「え、もういっちゃった?」
「ごめんなさい。私、感じやすい体質なの」
 恥ずかしそうにしていたが、腰をくねくねさせている。まだ足りないらしい。私は休むまもなくクンニリングスを再開した。美千代のまんこは無味無臭で、舐めやすかった。
「あ、あ、あ、またいっちゃうぅ!」
「また?」
「そこそこそこ! いっちゃうぅう!」
「マジ?」
「いっちゃういっちゃういっちゃう!」
「すごいな……」
「ダメダメダメ、もうダメ!いくぅうぅ」
 美千代は1時間ほどのクンニで17回イッた。

 私のペニスも硬直し、臍にまで届かんばかりに反り返っている。中学高校に戻った気分の興奮ぶりだった。
 その反り返える欲棒を、唾液と愛液でぬらぬらに光った美千代の下腹部にある恥ずかしい裂け目にあてがうと、私はいてもたってもいられなくなり、彼女の両足をM字に持ち上げて一気に根本まで押し込んだ。
「んふっ!」まるでナイフでも刺したかのように彼女はのたうった。
「お、おっきぃぃ」
 42歳の肉襞とはとても思えない弾力だった。ねっとりとした女の肉が、私の肉茎にまとわりつく。
 私はまるでアスリートのように、彼女の上で規則正しく、そして激しく腰を振った。
「ああん、ああん」と彼女はノドから振り絞るような低いあえぎ声を発していたが、しばらくするとそれも収まり、まったく声も出なくなった。表情もなくなった。目もうつろになり、口をあけてヨダレをたらしている。
 それでも私は規則正しいピストンを繰り返した。美千代の膣はピストンに呼応するように収縮が始まり、私の亀頭をさらに刺激した。
 やがて、腹の奥底から激しい射精感が猛烈なスピードでやってきて、私は慌てて抜き取りクールダウンさせた。
(あぶない、イクところだった……)
「いやああああ! やめないでぇえええ!」
 抜いた途端、美千代に表情が戻り、叫んだ。
 私は慌ててクリトリスに吸い付いたが、私を引き剥がし、自分でカラダを仰向けから背中で捻ってバックの体勢になった。
「ちょうだい、お願い、ちょうだい!」
 再び興奮した私は、美千代の大きな尻肉を左右にガバっと割って、ビラビラも押し広げてピンクの肉沼を露わにさせる。
「恥ずかしいぃぃ」
と叫ぶやいなや、私はそこへ亀頭をあてがい、右手を回してクリを刺激しながら左手で男根を挿入した。
 美千代は「きゃん」と子犬のように小さく吠え、私の腰の動きを待った。
 だが私は焦らして、バックから挿れたまま、腰を振ろうとはしなかった。
「いじわる、やめて」
 それでも俺は動こうとはしない。
 美千代はたまらなくなって自分で大きな尻を振り始める。私はゆっくり、美千代の動きとは正反対に動き出す。
「そう、そうやって、動いて、お願い!」
 私は徐々に、ピストン運動をゆっくりゆっくり加速させていった。

 ホテルの部屋には、美千代の尻肉を打ちつけるパンパンパンパン!という乾いた音がこだました。
「いっちゃういっちゃういっちゃうぅぅぅ!」
ピストン運動をしながら美千代の尻肉を両手で揉みしだいていると、今度はとても太刀打ち出来ないほどの猛烈な射精感が一気に到来し、俺は彼女の子宮の奥深くに大量のザーメンをぶちまけた。

 その後、美千代とは2年ほど付き合ったが、些細な出来事で別れた……。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です