官能エロ小説「のぼせるまでの短い間」

 互いに名前も知らぬ男女は、さびれた旅館の温泉内で出会い、恥じらいながらも体を重ねる事を望んだ。見目良かったというのもあるし、体つきへの一目ぼれとも言える。
 混浴の温泉に浸かりながら、二人はまず、ためらいがちに舌を合わせた。唇を重ねるだけのキスでは足りなかったし、歯列を舐め回すようなキスはすぐに出来ないと考えていた。思考の相性が良い事に二人は安心し、お互い体に手を回す。
 男は女の腰を、やや強引に引き寄せる。女は、しっとりと湿った腕を男の首に回す。
 女の期待に満ちた固い乳首を、男の指がこりこりとしごく。こぼれた甘い吐息は、男の舌の上で唾液と共に味わわれた。
 男の右手が、女の秘所を開く。湯の中なので湿った音はしなかったが、人差し指はすんなりと穴に収まった。水中であるにも関わらず、ぬるぬるとした感覚が男の指を包む。膣内を指が、ゆっくりと往復する。敏感なクリトリスを親指の付け根で刺激され、女は尻を浮かせ快感を訴えた。
 女の吐息が切なく、短くなる。ああ、イクと声をもらせば、男は指を止めた。
 たまらなくなり、女は男の固くなった部分に手を伸ばした。濡れた瞳で、声で懇願する。
 これがほしい。舐めれば挿れてくれる? と。
 すぐにでも挿れたくなったが、男は己の矜持と趣味嗜好から、岩に腰かけた。
 女の口内に、剛直がすっかり収まった。
 派手な音をたて、唇がカリを往復する。血管が浮かび上がった赤黒い柄を、愛おしそうに両手で包み先端を舐める。上手だ、と男は女の髪をかき上げて乱しながら言った。女のフェラチオによって唾液まみれになった先端部からは、精液混じりの先走り汁が漏れている。女は味わうように音をたてて汁を舐め、舌で尿道を優しくくすぐった。
 ここで出したくはない。と、男は女を強引に抱き上げた。
 のぼせるまでの短い間しか、温泉での行為は楽しめない。ならば、口内ではなく体内で出したいと男は考えた。抱き上げて女陰の具合を確かめ、さらに指を何度か往復させ、貫く。

 女は、コンドームが無いのに気づきながらも男の上に座る形で貫かれ、軽く跳ねた。快感が体内を駆け巡る。もっと快感を得たくて、女は己の乳首をいじった。
 男は開いている女の乳首を片手でいじり、もう片方の手でクリトリスを刺激した。女の声が高く上ずってゆく。
 結合部からは水音と共に、白く泡立った本気汁があふれている。その音に興奮し、女は声にならない嬌声を漏らした。女の体は激しい突き上げによって、乳房を大きく揺らして上下している。
 イク、イクと喘ぐのに合わせ、膣内が蹂躙される。男は膣内の感触に、溶けそうな快感を得ていた。もっと早く動かせば、すぐにでも達する。しかし、降りてきた子宮口を先端で刺激すると女は悲鳴にも似た嬌声を上げる。それが面白くて、先に達するのがためらわれた。
 中に出すの? という女のか細い声での疑問は、無視された。男にしてみれば、自分の腰の動きこそが答えだった。そして女の体も、声ほどは拒んでいないように男には思われた。
 女の目から、快感の涙がこぼれる。湿った結合部の音が、大量の愛液で淫靡な響きをなす。
 ぽっかりと膣内が膨らむのを感じ、男は腰を激しく動かした。
 イク。と、二人は同時に快感の極みを得た。
 女の膣内に、男の精が何度も放たれる。絞り出すように、女の体を離さず、すべて中に出した。
 中に出されて、女は、自分の性器からこぼれる精液をすくいあげた。
 自分が立てた小さな水音に興奮したのか、女は指を入れ、往復させる。
 もう一度? と、男は耳元で囁いた。もう一度やるにしても、この女性ならば欲望の限りを尽くしても拒むまいと感じ取っての一言だった。
 女は、無言で、あくまでも控えめにうなずいた。
 その後二人はのぼせるまでの間、どろどろに溶け合うように体を重ね続けた。 

女性向け官能小説「主婦の妄想」(女性作者)

朝。みんなが起きる前に起きる。
朝御飯のしたくをし、夫や子供たちを起こし朝の戦争が始まる。

バタバタと騒がしく忙しい朝がすぎていく。

みんなが家を出て、急に静かになるリビングでうたた寝をしてしまった。

お昼の太陽の光が部屋をいっぱいに照らし、じんわりと汗をかき目を覚ました。

少しいい夢を見ていたような気がする。

汗を流そうとお風呂へ向かい、エプロンを脱ぎ、少しずつ裸になっていきながら思う….

最近愛されたのはいつだろう。

体に触れてみるとうずうずと下半身が熱くなってきた。

シャワーで汗を流し、今日はお昼を楽しもうと思った。

服を着ないままリビングのソファーに腰掛けゆっくり呼吸しながらリラックスし、体に触れていく。

今この状態で宅配が来たらどうしよう….
鍵が空いてるから入ってきてはくれないだろうか….

ソファーに裸で横になる私を襲ってくれるような展開はAVの世界だけなのかな。

そんなことを思いながら胸に触れる。
柔らかく大きな私の胸に吸い付いて欲しい。

コリコリと固くなってきた乳首は感度を増し、久しぶりの快楽にたまらず声が漏れる。

勝手に入ってきた宅配のお兄さんに
「奥さんこんなところでこんな格好して、なにしてんの?こんなにビンビンにして、要求不満?俺におかされたい?」

なんて言われながら
固くなった乳首を指先で転がしたり摘ままれたり、ひっぱられたりして….

たまらず声がもれ追い討ちをかけるように乳首に吸い付く。生暖かい舌先でコロコロと転がされたまに噛まれるとおかしくなりそうで….

彼の手はゆっくりと下半身へと滑り落ちていく。くすぐったいような感覚が興奮を増し、私の恥部はドクドクと脈をうちながらヒクヒク彼に触れられるのを待つ。

「うわ。何これ。びちゃびちゃ。こんなに濡れてちゃソファー汚れちゃうよ?」

そう言い彼はゆっくりと私の恥部に鼻を近づける。

「いやらしい匂い。」

彼の舌はゆっくりと割れ目をなぞり、それだけで逝ってしまいそうになる。腰ががくがくと震え、温かい舌はコリコリと勃起したクリちゃんを撫で回す。

先端をつるつると何度も往復され、急にクリちゃんを口に含みジュルジュルっと音をたてながら吸われ私の腰は宙に浮いてしまいそうに逝ってしまった。

「ほら、どうしてほしいかちゃんとおねだりして?」 

「私のぐちょぐちょおまんこを犯してください
….」

ためらうことなく出てしまった言葉に興奮し、彼の肉棒がゆっくりと子宮を目指す道中がとても気持ちがよく、徐々にはやくなる腰使いに体はついていかず何度逝ってしまったかわからないほど快楽に襲われた。

そんな妄想をしながら、私は私の恥部を何度も何度も撫でてなかなか逝けないもどかしさに耐え、要求不満は増すばかり….

あぁ….犯されたい。

官能小説「雨の日」

雨の日。少し憂鬱な日。主婦には天気は大事でしょう?洗濯だってあるし、雨の中買い物も嫌だし。
でも私はシャワーを浴びて、お気に入りの下着を身に着ける。ミディアム丈のスカートにブラウス。
あまりにも気合の入った格好よりも普段通りがいいのは知ってるの。ふと時計を見ると13時。・・・もうすぐね。
ピーンポーン。さりげなく香る甘い香水をつけてインターホンに向かう。「はーい」「宅配便です」ガチャ。
「ハンコお願い出来ますか?」とびきりの笑顔で彼が言う。「あ、ちょっと中で待っててもらえます?すぐに取ってきます」
そう言って私は彼を招き入れる。パタンー・・。静かに扉が閉まると先ほどのとびきりの笑顔の彼とは思えないくらい、いやらしい雄の顔をした彼がそこにいた。
「奥さん不用心ですねぇー。仕事してるとはいえ男を家にあげるなんて」ニヤニヤしながら私に近づいてくる彼。
「へー。そんな清楚気取った格好しちゃって。どんなに着飾っても顔は嘘つかないよ」そう言った瞬間彼の唇が私に触れる。
始めは優しく唇に触れる程度のキス。そしてだんだん私の唾液も全て飲み込まれてしまいそうな激しいキスに。
あぁ。ダメだー・・。キスひとつで私の体は反応してしまう。「ほら、いやらしい顔してる」全て見透かしているかのように彼が囁く。
「待ってたの。ずっと。待ってたの」顔を蒸気させた私が言う。「お願い。めちゃくちゃにして」と言い終わらないうちに彼に激しく抱き寄せられ首筋に舌が這う。
彼の息づかいが聞こえる。そのままブラウスの上から彼の大きい手が撫でるように上下する。そしてゆっくりとボタンに手をかける。
上からボタンを外すのと同時に彼の舌は降りてくる。「ーあぁっ」思わず声が出てしまう。
「声出していいんだよ。雨だからね。近所にも聞こえないよ。だから雨の日に呼んだんだろう?いやらしい奥さん」そう言って見つめる彼。
カァッと全身が熱くなる。もう我慢できない。
私から彼にキスをする。それに応えるように彼も舌を絡めてくる。そのままスカートをまくって太ももを彼の手が行ったり来たり。
「どうする?ここでいいの?」彼が耳元で私に尋ねる。「お願い・・」それ以上私は言葉にならなかった。
突然後ろを向かされ勢いのあまり靴箱に手をついた。それと同時にスカートをお尻が丸見えになるまでまくられパンツを剥ぎとられる。
「ちょっ、ちょっと待って!」慌てて彼を静止しようと声をかけたのと同時に彼の固いものが私の中に入ってくる。
「ああぁっ!」私の声が玄関に響く。「どう?犯されるの好きでしょ?」ハァ、ハァ。彼の興奮でうわずった声。ますます濡れてしまう。
「ダメ。そこ・・」パンパンパンッ。彼の動きが早くなる。「あぁ。ダメなの。わたし・・・あぁん!」思い切り後ろにのけ反り絶頂に導かれてしまった。
ハァー、ハァー。崩れ落ちる私を抱き留めリビングに運ぶ。「気持ち良かったんだ?」ニヤニヤしながら私に聞く。
「もぅ、言わせないでよ」少しはにかみながら答える。「犯されるのも好きとは、やっぱり変態さんだねぇ。でも大丈夫。最後はしっかり愛し合おう」
そう言うと私を優しくソファに寝かしてくれた。そしてゆっくりと彼のものが入ってくる。
あぁ。さっきとは全然違う。彼が動くたびにくちゅくちゅといやらしい音が聞こえてしまう。
「いやらしい顔。もっと見せて」私の頬を撫でながら彼は言う。きっと私の顔は赤く染まり、発情したどうしようもない女の顔をしているのだろう。
「もう、ダメ。わたし・・」言葉を詰まらせながら伝えると「一緒にいこう」と急に動きが早くなる。
パン、パンッ。パンパンパンッ。「愛してるよ」ハァ、ハァ。「えぇ、私もよ」
「-ッん!」「あぁっ!」二人同時に息が上がり彼の体が私に倒れかかってくる。そして余韻のキスをする。
時計を見ると14時。夕飯何にしようかしら。だってこれは退屈な主婦の遊び。

官脳小説「目覚めた性癖 淫乱に咲く女」

日中、アパートの2階の部屋、カーテンを全開にしたベランダの窓際では、全裸になった真希が立ったままの状態で自分自身の陰部を慰めていた。
向かいのマンションは工事中だ。もちろん、作業員が何名も現場で作業しており、そこからは真希の姿が見えているかは分からないが、真希は自分のオナニーしている行為を作業員達に見せ付けるかのように、興奮しながら全裸のままベランダへと出ていった。
通信販売で購入したピンクローターを自分の陰部に押し当て、クリトリスをピンクローターの振動で刺激させる。
空いてある方の指を膣の中に差し込んでいくと、クチュクチュといやらしい音を立て、真希は耐えれなくなって声を上げた。
そんな真希の様子を、スマホのテレビ電話越しに、男は見ていた。
真希は一度部屋に戻り、全裸のまま、テレビ電話に向かって話しかけた。
「ご主人様、これでよろしいですか?」
そう言って、足を広げた真希は、スマホの液晶画面に自分の陰部を写し出した。
真希の陰毛は薄く、クリトリスもハッキリ見えていて、エロティックだった。膣の中からは粘り気のある透明な液体が流れでていて、陰部はひくひくと小さく動いていた。

真希の、この日常が始まったのは今から溯って2ヶ月前の事だった。
大学卒業後、念願のデザイナーの就職が決まり、田舎から都会へと上京してきた真希は、アパートを借りて初めてのひとり暮らしを始めたばかりだった。
大学時代、2年付き合っていた彼氏とも遠距離になってしまい、寂しく感じてはいたが、就職し立ての真希は忙しい毎日に追われ、自宅のアパートに戻ると、毎日疲れ果てていた。
そんな中、真希は1人寂しく感じた夜は、処女を捧げた遠距離の彼氏を思い出し、虚しくオナニーを繰り返していた。
経験は乏しいが、真希は性欲が強かった。オナニーする度、異常に興奮し、何度もオーガズムを感じていた。
真希は小柄だが、豊満なバストにくびれたウエストであった為、いやらしい体付きだ。
遠距離の彼氏は真希の体に溺れていたが、真希は彼氏とのセックスに快感をさほど感じる事はなかった。
オナニーの方がずっと気持ちいい。そんな風にしか思っていなかったのだ。
ある日の午後、仕事が休みだった真希は街にショッピングへと1人で出掛けていた。夏物の洋服を買うために何件も店をまわり、疲れてきたので休憩でもしようとカフェに入ろうとした時だった。
「ちょっと時間ある?」
背後から現れた中年の男性に真希は声を掛けられた。
突然の事だったので真希が驚いていると、中年男性は真希に名刺を差し出してきた。
(モデル事務所?高橋浩介?)
中年男性は、あるモデル事務所のスカウトマンで高橋と名乗った。
少し、話だけでもしたいと強引にカフェへと真希と共に入っていく高橋は、サングラスに派手なシャツ姿で、いかにも怪しい感じがしてならなかった。
しかし、そんな風貌とは裏腹に、高橋はとてもユーモアで真希の緊張を簡単にほぐし、その話術に簡単に吸い込まれていくのだった。
高橋が用意する衣装に着替えて、簡単な撮影をさせてほしい。それが、高橋の要望であった。
勿論、真希は警戒した。しかし、高橋が提示するギャラの高さに、真希は心が動いた。
1人暮らしで、就職して間もない真希にとって、臨時収入はとても魅力的だった。
それに、この高橋という男は悪い人間には思えなかった。
真希は、一度だけの撮影ならと条件を出し、高橋の後を追ってカフェを後にした。
近くのパーキングにとめてあった高橋の車はワゴン車だった。車に2人で乗り込み、向かった先はホテルだった。
「本当に大丈夫?」
やはり、不安になった真希は高橋に訝しげな目を向けたが、「大丈夫、大丈夫!もう、すぐに終わっちゃうから」
そう明るく言う高橋を又簡単に信用してしまったのだ。

ホテルの部屋で、さっそく高橋はスーツケースを広げた。
中から取り出したのは白いワンピースだった。それを見て真希は安心の笑みを浮かべた。
「向こうでこれに着替えてきてくれる?」
高橋に言われ、真希は風呂場の脱衣場で白いワンピースに着替えた。
「やっぱりよく似合うねぇ」
高橋に言われた通りのポーズを取り、真希は数枚カメラで撮影された。
しかし、それだけではやはり終わらなかった。
「1枚だけ、下着姿のだけ撮影させてほしいんだ。後ろ向きで撮るからさ」
さすがに、真希は戸惑った。
「ギャラ、倍出すよ」
上京して、貧乏暮らしの真希にお金をチラつかせ、高橋は真希の表情を伺っていた。
真希は、結局お金に釣られてしまい、下着姿になった。
恥ずかしいけど、後ろ向きだから大丈夫。そう自分に言い聞かせて、真希は立ったまま後ろを向き、背後からのシャッター音に何故か少し興奮していた。
こんな姿を撮られている。そう思うと、体が熱くなっていた。
「どうしたの?様子がおかしいよ」
高橋の声にはっと我に返った。
「もしかして、感じてる?」
そう言われた瞬間、真希はぞくりと体が震えた。
動けずに立ちすくんでいると、高橋の手が自分の背中に触れたのに気づいた。
「あっ、」
思わず、真希から声が漏れた。
「きみは、かなり感じやすくて淫乱だと思うよ。下着、とってみてよ」
高橋がそう言って真希の下着に手をかけた。
「え?それはちょっと恥ずかしい·····」
そう真希は言いながらも、しっかりと陰部からはジワジワと液体が溢れ出ていた。
ニヤリと笑いながら、高橋は真希の下着をずり下ろした。ブラジャーのホックも外し、全裸になった真希の全身を舐めまわすように、高橋は見ていた。
そして、真希を立たせたまま、真希の足を開かせ、高橋はしゃがんで陰部へと顔を移動させた。
真希のクリトリスに高橋は舌先を使って、つついたり、なぞったりして、指を膣の中へと押し込み、掻き回した。
「はぁ、あっ、あっ、」
真希は足を震わして、喘ぎ声をだしている。
高橋は、音を立ててクンニを続けた。
「もう、だめ、こんなの初めて」
そう言って、立てなくなった真希はその場に寝転がってしまい、ピクピクと体を震わせてしまった。

この事があってから、高橋は真希と時間がある限り、会っては真希を抱いた。
そして、会えない時は、テレビ電話で真希にオナニーする事を強要した。
すっかり、立ちオナニーが病みつきになった真希は、高橋の命令通り、ベランダ越しで全裸になり、その姿をスマホの液晶画面に写し出した。

遠距離恋愛の彼氏とは味わえなかった、少しアブノーマルの世界に足を踏み入れた真希は、毎日、彼氏に罪悪感を抱きながらも、淫乱な行為に溺れていったのだった。

短編官能小説「女をイカせるためのジム通い」

女をいかせることだけを考えて生きている俺は、ジムで体を鍛えるのもすべてそのためだ。女をいかせるためには、ベッドで女の体をつねにさせられる上半身の力が特に重要だ。ナニが勃起しないのでは話にならないが、ピストン運動だけでは難しい。愛撫こそ女をいかせるために重要なのだ。
ジムの帰りに、女を物色に、いつものショットバーに入る。カウンターが見える席に座り、女一人か、二人ずれを待つ。この店には女一人の客はプロが多い。うまくホテルに連れ込んだと思ったら金を要求されるなんてことはよくある。怖いお兄さんが待っていたなんてこともある。だから女一人の客はよっぽど注意しないと声をかけられない。その点二人ずれならプロでも金さえ払えば済むことが多いので気軽だ。しばらく一緒に飲んで、場所を変えようとか、酒を必要以上に進めてこなければまず大丈夫だ。
今日は、もう1時間たつが、良さそうなターゲットが現れないので帰ろうと思ったとき、ちょうどよい女二人ずれが現れた。30代後半くらい。背は160cm前後。二人ともパンツにハイヒール。上はスーツっぽい感じだ。OLの仕事帰りといったところだろうか。派手な感じはないが、スーツの下のYシャツの胸が大きく開いているのがそそられる。
しばらく様子をうかがって、待ち合わせではない様子。カウンターの横に座り会話を聞く。仕事のこと。男のこと。最近みたテレビ番組のこと。たわいもない話だが、日常へのストレスを感じる内容だ。どうやら会社の先輩と後輩らしい。顔をそばから確認すると二人とも美人でも特にチャーミングでもない。胸が大きいわけでもない。そういう普通の女が俺の好みだ。
酔いが回り始めたころあいで、声をかけてみる。最初は怪訝な感じだったが、カクテルをおごって丸テーブルの席に移ることに成功した。先輩のほうが陽子。後輩は美奈。3年入社が違うらしい。まずは、リラックスさせる必要がある。後輩はどうしても先輩の様子をうかがうので、まずは陽子の話を聞いて気分を良くさせることに集中する。時間は8時を過ぎたころだ。ホテルに移動するのは、9時ごろまでが限界。終電前に変えれるような環境で誘わないと乗ってこないことが多いからだ。1時間で陽子にホテルの部屋で2次会をしようと言ってyesと言わさなければ。そのために、気分をよくさせるように会話をはずませる。
ちょうどいい時間に、美奈がトイレに行ってくれた。2次会の話を陽子にしてみる。ホテルで落ち着いて話しようよ。近くにいい酒屋がある。いい酒とつまみもそろう。ここより静かに話の続きができる。陽子は美奈がOKならつきあうという。美奈は、すこし嫌そうだったが、陽子が乗り気だったので、しぶしぶOKした。支払をすませて、酒と肴を仕入れて、俺がいつも使うホテルに移動した。
二人ということもあり安心してついてきた。当然だが金は1次会分もすべてこちらが払うのでそこでも信用させる。ホテルで乾杯、1、2杯飲んだところで、話題を少しずつ色っぽい方向へ。彼氏の話から、どんなキスが好きかとか。ここで乗ってこなければ、ちょっと高いキャバクラで飲んだとあきらめるしかない。乗って来たいらまず陽子を落とす。運が良ければ美奈と3Pに持ち込む。
陽子が乗って来た。ベッドに座って飲んでいた陽子の横に座り、少しずつ近づいて行く。太ももどうしがさわり、話のついでで少しずつボデータッチをしてみる。嫌がる様子はない。会話が途切れたら、顔を近づけて目をみつめる。軽くキス。ケラケラ笑い出す陽子。またしばらく見つめる。キス。グラスをテーブルに置かせて、手を握る。じっと見つめる。キス。抱き寄せて、キス。じっくり唇で、陽子の唇を愛撫する。陽子のため息が漏れる。
美奈は呆然と二人を見ていた。その視線を感じながら、激しく陽子の唇を吸う。上唇から下唇へと舌を這わせるようにじっくりキスを繰り返す。陽子の重みを腕に感じる。力が抜けてきたようだ。ゆっくりと陽子の胸をにスーツの上から愛撫する。最初はやさしくタッチするだけだ。陽子の反応を見ながら。少しずつ手に力を入れて胸を触る。乳首の位置を意識しながら手で舐めるように胸を触る。陽子の手を俺の胸に誘う。陽子も俺を撫でまわし始めた。
美奈の様子に気を配りながら、愛撫を続ける。キスをしながら体を密着させたままで、スーツを脱がせる。Yシャツ越しにブラがすけていやらしい。首から鎖骨の部分までYシャツの上から唇で軽く触れていく。陽子のため息が大きくなるのを感じる、下はパンツをはいたままだが、その上から手を股間に這わせてみる。パンツの上からも熱くなっているのを感じる。秘部の入り口からクリトリスまでをこするようにやさしく手を動かす。「あ」初めて陽子が声を出した。ディープキスをして、胸と股間をいままでより強めに愛撫する。ますます熱くなる陽子の股間。パンツのジッパーを下ろして手を入れる。良く濡れているそこに中指をすべり込ませて浅く愛撫する。愛液で程よく濡れた親指でクリトリスも同時にこねるように愛撫する。愛液の量が増えて、陽子が中指と人差し指を同時に受け入れるのを確認してから、ベッドに寝かせて指の動きを激しくする。Yシャツのボタンを口ではずして、あらわになったブラジャー越しに乳首を激しく吸いたてる。同時に秘部とクリトリスを愛撫すると、陽子が大きく「あ」と言って体をそらせた。
陽子から少し離れて体を起こて美奈をみる。手招きしてベッドの上に座らせた。美奈の目をみつめて、陽子にしたようにやさしいキス。同時に陽子の胸を愛撫し続ける。陽子には美奈の胸をスーツの上から愛撫させた。
どうやら今日は楽しい長い夜になりそうだ。

無料官脳小説「パリの濡れるメッセージ」

私は、濡れる。

少し衣服が躰をかすめても、濡れる。
バスの振動でも、濡れる。
少し躰の中心に意識を遣るだけで、濡れる。

そして、彼からのメッセージを告げる受信音だけで、激しく濡れる。

初めて関係を持った日。私は彼の家に呼ばれた。フランス語がまだまだ拙かったあの頃、大勢が集まるパーティーだとすっかり勘違いして向かった彼の豪華な高級アパルトマン。
着いてみれば私一人で、持ってきた手土産のホールケーキが急に恥ずかしくなった。

前から好意は持っていた。いや、むしろあの目の虜になっていた。彼を想って自分の指に溺れた夜も一度や二度ではない。でも彼には婚約者がおり、言葉のコミュニケーションもうまく取れない私は、そうなることなんて単なる妄想に過ぎなかった。

しかし、彼は私一人のために手料理を振る舞い、美味しいワインといい音楽と。お互いがキッチンやお手洗いに立つ度、戻ってきた二人のソファーに座る距離は縮まった。
この頃にはさすがに私もそうなるだろうことは予想がついていた。けれど『そうなる瞬間』というのは高まるもので、もう夢中だった。
初めて、眠れぬ夜を経験した、冬のパリだった。

彼からのメッセージは、熱い。
けれどそれは愛を囁くものではなく、私の躰を欲する欲望のメッセージ。

彼と関係を持ってから、私のフランス語力は格段に伸びた。しかし増えていく語彙は日常生活には程遠いものだけれど。『濡れそぼる』『咥え込む』『いきり立つ』…。こんな単語をどこで使おうか?

彼はいつも私を文字で責め続ける。1日に40回ほどの着信音を聞く日だってある。
次の逢瀬までの、心と躰の準備。妄想を掻き立てる卑猥な言葉。
私のどの部分をどう嬲ろうか、濡れ具合は、色は、滴る蜜の味はどうだろうか、今から滴らせている自分の高ぶりを私はどう扱うのか…私は頰を紅潮させ息を荒げて何度も読み返す。そして紫色のカーテンを閉め、自分の指に溺れていく。

SかMか、といえば彼は絶対にSだし、私はMだと思う。しかし私たちは痛みを好まないので、力で押さえつける隷属関係ではない。拘束したり鞭打つこともない。彼は私が自ら望んでエロスの塊になるのが好きなのだ。脚を開き股間に指を添え、滴る入り口にバイブをくわえ込み、自らうねり、その姿を鏡で見せられてさらによがり狂う私を見るのが、好きなのだ。

彼に2回目に抱かれた時、おもちゃはすでに用意されていた。
初めて日本人以外と関係を持った私は、欧米人とはこういうものなんだろうと思っていたし、元から抵抗もなかったので、おもちゃプレイにもすんなりと応じた。ただ増え続けるその種類と数には驚いたけれど。

彼は、小綺麗な色のバイブよりも、リアルな色と形のディルドを好む。それも大きめの。
極太のものを私に少しずつねじ込み、それを私の手で突き動かさせる。同時にもう片方の手で私は自らクリトリスをこねる。大きく紅く肥大したそれは、私を何度もイかせる魔法のスイッチだ。上下に、円を描くように、強弱と緩急をつけて。するとクリトリス自体が意志を持った生き物かのように私を彼方へと導く。
それを見ながら自分の長く逞しい股間を擦りあげる。彼の好きなプレイだ。

そのあとディルドを引き抜いてドロドロの膣へ自分のモノを押し込むこともあれば、ディルドをそのままに、自分はアナルへ侵入することもある。最初は不慣れだった私も、力の抜き加減や事前の準備などがわかってきて、今ではアナルでも快感を覚える。膣にもアナルにも両方入れているあのみちみちとした充足感と、あの自分が壊れてしまいそうな感覚がなんとも言えずに好きだ。

彼のセックスは長い。3時間4時間なんて普通だ。その間彼はずっとイかない。おもちゃを使ったり、何度も何度もイって疲れ切っている私と休憩したり、そしてまた私をいたぶったり…の繰り返しだ。確かに若くはないけれど、いけないわけではなく、射精自体を重要視していないらしい。二人でエロティックな時間を過ごすことが最重要なので、射精に至らないまま眠ってしまうこともある。実際、私をイかせるためだけに昼間数時間やってきて、自らは脱ぎもしないときだってあった。男性本位のセックスが氾濫する中で、こんな人がいるなんて。こんな快楽を与えてくれ、それを悦びとする人がいるなんて。

彼とのセックスに飽きる日が来ることはあるんだろうか?もうしたくないと思う日が?

お互い悪条件の相手で、他に探せばセフレは見つかるのに、私たちはお互いの躰に溺れきっている。躰に、そしてあの濃厚なひと時に。
きっとこの先どんな愛しい恋人が出来ようとも、彼とのこのセックスよりも私を魅了するものはない気さえする。

そして私は今日もあの着信音に、濃厚な蜜を滴らせ続けている。

「美人エロ家庭教師のフェラチオが好きです。」官能小説

香織「よくできたじゃない。がんばってるね光矢くん...」
光矢「ありがとう先生。僕が頑張れたのは先生がいてくれたからです・・・あの、実は先生のことが...」

高校受験。第一志望校を目指す光矢(中学3年)の自宅には、大学4年美人家庭教師『香織』が頻繁に訪問していた。
志望校に合格する為に始めた一からの総復習。真面目に勉強さえしていれば家庭教師を頼む必要もないが、光矢は勉強になど興味はなかった。おかげで家庭教師を呼ぶ破目になったのだ。

香織「先生のことが・・・・・なに?どうしたの?」   光矢「あの.....いや、そのぉ.....」
志望校に合格する為に力を入れるはずの勉強が、香織に褒められたい一心で力を入れるはずの勉強に変わり、香織に勉強を教えてもらうその時間だけを楽しみに毎日を過ごすようになる。そんな心変わりは男の性とでも言ったらいいか、中学生という多感な時期には仕方なく当然とも言えるはずなのだ。

香織「なに?言ってごらん。」 光矢「好きですっ!!」 香織「・・・・・光矢くん。」
美人家庭教師の香織に好意を寄せてきた生徒など一人や二人ではないはずだ。香織に褒められたくて努力をし、純情な愛の告白をしてくる生徒を何人見てきたのだろうか。

香織「おかあさんには内緒だよ・・・光矢くん。」  光矢「はい!絶対に何も言いません!!」
やはり、香織は「そのような」シチュエーションに慣れ過ぎているのだ。途端にムードをエロに切り替えることができる。
香織「がんばってるからご褒美あげるね...」
デスク椅子に腰掛ける多感な少年のペニスはチャックを突き破って今にも飛び出しそうな勢いである。
香織は眼鏡の僅かなズレを直しては厭らしい目つきで、光矢のズボンとトランクスを丁寧な手つきで脱がしていた。
まるで、「今日はHな勉強を教えてあげるね」と露骨に言っているようなものである。
光矢「先生...なんか恥ずかしいです・・・」  香織「若いから、元気だね。光矢くんのとても立派。」
ギンギンな光矢のペニスは、先生の綺麗な口でソフトクリームを舐めまわすように「してもらいたい」と思っている。
香織は何度も何度も厭らしく眼鏡のズレを直しながら、ペニスを眺めて続けている。
光矢「そんなに見られたら恥ずかしいです...」 香織「じゃあ、少し部屋暗くしようね。」
天井の電気の紐を引っ張り、オレンジ色の豆電球だけで部屋が照らされた。

光矢のペニスに生ぬるくて温かい感触が伝わる。いつもの美人家庭教師の髪の香りが少年の目の前で強烈に漂っている。オレンジ色の豆電球だけで照らされた部屋の薄暗さの中、ペニスを丁寧に舐めながら、亀頭を唾液で汚されていくその瞬間を薄目を見開いて見逃さないことで興奮しているのだ。

香織は、自身のバックからボトル状の何かを取り出し、その中に入っている透明な液体を自らの口に含ませてからハンカチを膝元に置く。
光矢のペニスは香織の口にヌッポリと吸引される。香織の口からは透明な潤滑油が唾液に混じりながら滴り落ちる。ペニス全体が暖かく包み込まれる。亀頭が香織の喉奥にぶつかるのを微かに感じていた。
ローションフェラをする香織の口は下品でだらしない。淫らでだらしない。光矢のペニスを咥えてだらしなくなる。
光矢「もうだめです....先生...きもちよくて逝きます」
香織は上目遣いにこちらを見上げ静かに淫らに頷いた。
光矢は、しばらくの間頭の中が真っ白になっていた。意識が遠退きながら香織がティッシュとハンカチを使い、淫らな口の中に発射された濃厚な種を処理する姿を黙って見ていた。
香織「光矢くん、勉強よくがんばったね。スッキリできた?」  光矢「うん...先生のこと大好きです・・・」  香織「おかあさんには、内緒だよ」  光矢「はい・・・絶対に言いません」

光矢は、香織という美人大学生エロ家庭教師のおかげで、ますます勉強に力を注いでいくのでありました。

「愛されながら、オフィスでイケナイ遊び。」官能小説

私は、寂しいと思うのが大嫌いだった。
寂しくなるということが怖かった。
なぜだか、理由は分からなかったが
愛されたいとただそれだけ望んでいた。
もちろん、お付き合いも何度もしてたので
ベッドでただ自分の愛されたいという
欲望を埋めようと必死になっていた。
快感に浸れば、寂しいということを
忘れられると思っていたから。

4月の暖かい日に、
私は新たな部署へ移動することになった。
新たな場所で働くというのは
いつになっても、疲れるものだ。
私は前の部署で使用していた書類を
整理することにした。
すると、生暖かい風と共に男性の低い声が
聞こえてきた。
「君が新しい子?よろしくね。」
見た目は30代ほどの脚の長くて、目が綺麗な男性だった。
「初めまして。よろしくお願いします。」
私は一礼した。
彼は優しい笑みを浮かべながら
自分の仕事へ戻った。
他の女性に話を聞くと、
彼は国分将生という40代の男性で
まだ未婚。
女性の中では、ホモなのではないかなんて
変な噂まで立っていた。
私は苦笑いしながらも、
彼の綺麗な笑顔を思い出して
胸の中を熱くした。

一週間ほどたったある日、
仕事の納入まで時間がないことに気づいた私は
一人パソコンを打つ音を鳴らしていた。
すると、ドアから国分さんが疲れた様子で
やって来た。
「どうしたんですか?顔がいつもより暗いですね?」
そう言うと彼は、ため息を小さくついて
「この春という時期は、いろんなことで
一杯になるからね。」
そうやって笑いながら缶コーヒーを一気飲みした。
私は頷きながらも、手を止めることはしなかった。
彼は、すこし上を見ながらこう呟いた。
「俺、君みたいな子見ると可愛がりたくなるんだよ。」
そう言われた瞬間、私の手が少し打ち間違えた。
「それは、イジるってことですか?
やめてくださいよー!」
私は片隅に変な気持ちを抱きながら
また指を動かす。
彼は、私の後ろに回ってきて私の耳元で
小さくこう言った。
「俺、ホモじゃないから。
君みたいな子…ずっと探してたから。」
そう言いながら私の首筋に暖かい舌を這わせた。
驚いて言葉も出なかったが、
彼の舌の動きが私の甘い声を漏らす原因である。
また、不思議なのは抵抗できないのではなく
抵抗したくないと思った私の心だ。
彼の手は私の胸を回すように触り、
ブラジャーのホックをゆっくり外した。
私の乳首は、彼の浅い息遣いで
固くなってしまっていた。
「君って本当は変態なの?」
そうやって怪しい笑みを見せながら、
彼は私の乳首を舌の先端で遊ぶように
舐めてきた。
乳首なんかで感じたことのない私が
「んんっ…あっ、はっ…」と
自分でも出したことない声を出していた。
私の手は本能のままに、彼の陰茎を
ジッパーをおろして触った。
彼の陰茎は次第にそそり上がり、
私の陰部は今までにないくらい蜜を出した。
「気持ちいい?…俺も気持ちいい…」
彼は喘ぐのを必死にこらえながら
私のクリトリスを丁寧に舐めていく。

二人きりのオフィスでエッチな遊び
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彼の舌はまるで、指のように繊細に動きながら
私の体の感覚を支配する。
彼の指が膣を掻くと、私は小さく漏らしていた
声を我慢することができなくなった。
彼は、潮を吹く私を吸い込まれそうな目で
見つめてきた。
私の理性は、どこかに置いてきたらしく
私は彼を床に倒して彼の陰茎に
しゃぶりついた。
彼は私を見つめることをやめることはなく、
太い声で小さく喘いだ。
「君の中に、入れて感じたい…
君をもっと知りたい…」
そう言って
私を壁に立たせて、挿入。
彼のカリが私の膣をかき混ぜる。
私のみだれた髪を、彼は撫でながら
これまでにない深い愛を感じていたのは
二人共同じだと快感の中で気づいた。

すると、ドアの向こうから懐中電灯らしい
明かりがぼやっと見えた。
彼は、私の口を抑える。
「そんなに可愛い声だしたら…君がこんなことしてるのばれるよ?でも…君はそっちのほうが
気持ちいいのかな…っ」
彼はドアの近くの机に私を乗せて、
正常位で膣の奥を突いた。
声を出してはいけないのに、
こんなことやってるってバレたらまずいのに
そう思えば思うほど
全身がしびれるような快感に襲われる。
懐中電灯の灯りは次第に、
強くなっていったが
そのまま左の方へ曲がった。
その安堵感で私の体が限界に
達そうとすると、
彼は一言「イッてごらん…気持ち良くなって。」
そう呟いた瞬間私は体をのけ反りながら
痙攣する膣の感覚を感じた。
それと同時に彼は、精液を膣へ出して
二人ともへたれこむように
抱き合った。

ここへ来て、一ヶ月。
そんなことがあったと誰にも気づかれてなくて
安心している。
彼は私を見ながらまた笑った。
私のクリトリスを遠隔操作の電マで
快感から逃げられないようにして。

「脳内セックス」女性向け官能小説

“脳内セックス”~触れてもいないのにオーガズムが…

加奈子は仕事を終えてオフィスを出て駅へと向かって歩いていた。今日の仕事はいつもより少し忙しく、疲れというより気だるい感じだった。いつも通勤で通るいつもと同じ道をなんてことはなく歩いていたのだが、身体の気だるい感じに交じって体の奥が疼くような感覚があることに気が付いた。その疼きに気が付くと、意識はその疼きに集中し、その疼きは子宮からであることにも気が付いた。加奈子は無意識に、週末の彼とのセックスを思い出した。しかし、それははっきりとしたものではなく、ぼんやりとした妄想のようなものであった。

加奈子は駅の階段を降りるとき、子宮の疼きが何かに突かれているような感覚に襲われた。その感覚は、彼のペニスで奥をずんと重く突かれたようなものだった。加奈子は自分の身体の奥から湧き出てくるような性欲を感じた。

プラットホームで電車を待っている間、加奈子はずっと彼のペニスが膣の入口から奥までをゆっくりと往復している感覚を思い出していた。やがてその感覚はぼんやりしたものから、明確にペニスが膣に挿入されている感覚になっていった。

ホームに電車が到着し、電車に乗り込んだ。電車はそれほど混んでおらず、吊革を掴み電車の揺れに身体を任せていた。その電車の揺れは、彼とのセックスのときの揺れとは程遠いものであったが、無理やり脳内で彼とのセックスと同じような感覚に変換させていた。彼のペニスが、自分の膣の中に押し分けるように入り、膣内の性感帯を探るようにペニスが動いている感覚がはっきりとわかるようになっていった。

加奈子は、自分の性器が濡れはじめ、ひくひくと疼いていることに意識を集中させていた。そして、同時に性器に強い刺激を与えて欲しくなっていた。電車の中では自ら性器に触れることもできない。ましてや誰かが触れることはおぞましい。加奈子は自ら発電するような性感と、自分が今いる状況との葛藤に陥ってしまった。このままではおかしくなりそうな気になり、気を紛らわすためにスマホをバッグから取り出した。スマホの通知画面には、彼からのLINEの着信メッセージがあった。
「仕事終わったの?」
と加奈子はメッセージを返した。するとすぐに彼からの返信があった。
『うん、終わったよ。加奈子は?』
「私も終わって、今、電車」
『そうなんだ。おつかれさま。』
「今から会える?お家でご飯作るから一緒に食べない?」
『いいよ、じゃ、このまま加奈子の家に向かうよ』
加奈子はこのメッセージを読むと同時に、性器の疼きが高まってしまった。加奈子は、無意識的に
「なんか、思い出しちゃって」
と返信していた。
『何を?』
彼からのその普通な返信を見て、加奈子は「私はなにを言ってしまったのだろう」と少し後悔した。
「あ、いや、なんでもない」
と少し間を置いて返信した。
『ひょっとして?』
彼はなんとなく察してしまったような返信を返した。加奈子は返信をどうするか躊躇してしまった。
『したくなった??』
彼は続けてメッセージを送ってきた。
『週末のHを思い出してた?』
続けてくる彼のメッセージに、加奈子はさらに彼のペニスが欲しくなってしまっていた。
「うん」
と返信すると、彼は私のその返事が予めわかっていたように続けてメッセージを送ってきた。
『じゃ、今から脳内セックスね』
“脳内セックス”…加奈子はその言葉を見て、ついさっきまで頭の中で彼とのセックスを思い出し、性器に鈍い快感を感じていたことを彼に悟られてしまったのかと思った。
「脳内セックス?」
加奈子は彼に訊き返した。
『そう。まだセックスしたときの感覚、身体に残ってる?』
「うん…」
『じゃぁ、このまま思い出して』
加奈子は一瞬、今自分が電車の中にいることを忘れてしまった。すぐに我に帰ったのだが、逆に周りに見知らぬ人だらけの車内が、加奈子の性的な疼きを強くさせてしまった。
『ゆっくり、挿れたり出したりしてあげる』
彼は、加奈子がペニスをゆっくり出し挿れすることが大好きなのを知っていた。
『奥まで届いたら、あそこを締めてごらん』
電車の中なのに、本当に彼のペニスで奥を突かれている感触を得て、彼の言葉の通りの“脳内セックス”を加奈子は実感していた。加奈子はスマホの画面を見るのが精一杯で何か返信のメッセージを打つこともできず、恍惚な状態になり、駅で停車し慌ただしく乗降する人も気にならなくなってきていた。
『ほら、いきそうになってるよ』
彼のメッセージを読むと、ただ吊革に掴まっているだけなのに、子宮と性器の疼きが強くなり、オーガズムに達しそうになってしまった。
「あっ…」
加奈子は思わず声を漏らした。
『あと10秒我慢して』
彼のメッセージは、加奈子がすぐにオーガズムに達することを阻むものであったが、逆にそれが加奈子の身体に火をつけた。
『10』
『9』
『8』
『7』
彼のメッセージはカウントダウンを始めた。加奈子はスマホの画面を見つめることしかできなくなっていた。彼のメッセージはリズミカルに送られてくる。
『6』
『5』
『4』
ここでリズミカルなメッセージが止まった。加奈子はオーガズムの直前でペニスを動きを止められ、焦らされている感覚を得た。
『3』
加奈子はまた少し声を漏らした。
『2』
ゆっくりと彼のカウントダウンのメッセージが送られてくる。
『1』
加奈子は目をつぶった。掴まっている吊革を強く握ると、身体がビクンと波打った。ちょうどその時、電車は駅に停車しドアが開いた。加奈子はそこが何駅なのかを確認せず、急いでホームに降り立った。呼吸を整えながらスマホの画面を見直し彼にメッセージを打ち込んだ。
「いっちゃったわ」
加奈子は下着が激しく濡れていることに気がついた。
『そう、それはよかった。これで、どこでもいけちゃうようになったね』
彼のメッセージは、この先、幾度となく“脳内セックス”をすることを示すものだった。
「あとで、ちゃんと本物を挿れてよね」
加奈子はメッセージを送信し終えると駅の案内表示板を見て今自分がどこにいるのかを確認し、次の電車を待つために並ぶ列の後ろについた。
加奈子の性器は、まだ疼いたままだった。

「出版社でのお仕事」ある女性の初めての経験

私は恵。
地元ではそこそこのレベルの大学を卒業しそこそこの会社に入社したものの、会社の人間関係に耐えられず、入社半年で辞職して無職生活が続いていました。
求人雑誌などを見て時々アルバイトには行ってみるものの、なかなか定職に就くことはありませんでした。それでもまだ実家で暮らしていたせいか、気が向いた時にアルバイトをして自分の時間が十分にとれるその生活に慣れてきていました。
両親はそんな私に『家でゴロゴロするために恵を大学まで行かせてやったんじゃないんだけどね!』とか『彼氏もいなくて永久就職の見込みもないくせに、せめて働いてくれればいいのに!』などと言う愚痴を散々聞かされます。
本当に嫌気がさすほど、顔を合わせると『今日の予定もいつものゴロゴロ?』等と嫌味を言われます。
『うるさい!私の勝手じゃない!』と反抗はしてみたものの、両親の言う事もうなずけます。
私が親の立場だったら…同じ事を言うかも知れない。
そんな日々が続いていたある日、偶然買った雑誌に“雑誌編集アシスタント募集”の求人広告を見つけました。成績はともかく文学部を卒業した私。文章を書く事も雑誌編集の仕事にも興味はありました。
とりあえず履歴書を用意し、面接をお願いしてみました。
電話で対応してくれた男性はとても丁寧で優しい印象を受けました。
『そんなに大きい会社じゃないんだけどね。ほんの数人でやっている出版社なんだけど、それでもよければ面接に来てくれる?』
男性はそう言いましたが、私には会社の規模なんて関係ありません。
“自分が興味のある編集関係の仕事ができて、優しそうな男性がいて、それに人数が少ないという事は、その場に慣れれば逆に居心地がいい職場になるんじゃないか”“何よりも口うるさい親も静かになるだろうし、編集のアシスタントをしてるなんてカッコイイじゃない!”と、そう思いました。
住所を確認しながら面接に行ってみると、見るからに古いビルの3階の一室がその会社でした。
“見た目は何か怪しげ…”そう思いましたが、そんな事は気にもせずに鉄製のドアをノックしました。
すぐにドアが開き『こんにちは、今日の面接の子だね?』と中に招き入れられました。
その声は電話応対をしてくれた男性に似ていました。
“顔もいい感じ。ここなら頑張れるかも?”
そう思いながら応接間のソファーに座りました。
二人の男性が私の目の前に座りました。一人はさっきの電話応対の人、もう一人は社長かな?という感じの年配の人。あ、もしかして年配と言うのは失礼な歳かも知れない…
年配の人は私の履歴書を見て『文学部を出ているの?ありがたいけど、うちではどこまで実力が発揮してもらえるかわからないよ。当然だけどアシスタントだからね。テレビで見るような編集部とはちょっと違うから。』と言いました。そう言われても、私は“編集の仕事に携われる”というだけで有頂天になっています。『もちろん大丈夫です。頑張ります。』と、やる気をアピールしました。すると、
『じゃあ決まりと言う事で。今からでも大丈夫?』と言われ『はい!』と返事をしました。もう、嬉しくてたまりません。
『じゃ、とりあえずうちで扱っている雑誌がこれだけど…』と出された雑誌はSM雑誌でした。
思っていた分野とまるっきりかけ離れた世界に戸惑いを感じながらも出された雑誌を一通り見てみました。緊縛されて犯されている女性、複数の男性に囲まれて押さえつけられている全裸の女性、体を密着させたままロープで吊るされている男女。
そんな写真を目にしながらも“これでアシスタントって、何をするんだろう?”と不安がよぎりました。しかし、“きっと仕事ってこれだけじゃないよね?だって出版社だもん…”と自分に言い聞かせました。
『じゃ、部屋の中を案内するね。』と年配の男性は隣の部屋に私を連れて行きました。
湯沸かし台の横を通り扉を開けるとそこは殺風景な部屋に殺風景なベッド、そのベッドには手錠や縄などの緊縛道具が備えられていました。
すぐに電話の時の男性と一番若そうな男性が入ってきて私を羽交い絞めにしました。
『えっ?何ですか?』と言うと年配の男性は、『彼がコメント執筆係、若い彼が写真係、僕が…わかりやすく言えば演出担当かな?で、君はその大切なアシスタント。』と、男性3人がかりで私を全裸にしてベッドに固定しました。
『とりあえず緊張をほぐしてあげるね。』と、年配の男性が私の体にオイルを塗っていきます。
電話の男性もそれを手伝います。もう一人の男性はビデオ録画をしていました。
『やめてください…』と言っても身動きがとれません。次第に私の体も気持ちよくなっていきました。
『息が荒くなってきたね…ほら、リラックスして…自分の体に素直になっていればそれでいいから…』
そう言いながら二人の男性の手が私の全身を這いまわり続けました。
とても長い時間に感じました。私の体は大きく反応し続けました。
私の体が男性のものを入れた初めての経験でした。

その日から私の就職先が無事に決まりました。
初日は簡単な軽めの仕事でしたが、次の日から仕事量は少しずつ増えていきました。
決められた制服はありませんが、私服の替えは必ず持って行かなければいけない職場です。
しばらくはこの出版社でアシスタントの仕事を続けることになりそうです。